
エックスサーバーからConoHa WINGにサーバーを移行したいんですが、難しくありませんか?
簡単にできる方法を教えてほしいです。
そんな疑問にお答えします。
- 【移行前に必ず読んで!】エックスサーバーからConoHa WINGにサーバーを移行する時の注意点3つと、おまけ1つ
- エックスサーバーからConoHa WINGにサーバーを移行する6つの手順
- サーバー移行に関するQ&A
結論から言うと、エックスサーバーからConoHa WINGのサーバー移行は超カンタンです。
しかし、表示されない時間やエラーをなくすにはちょっとしたコツが必要です。
今回はそんな所もふまえて、エックスサーバーからConoHa WINGサーバーを移行する方法を、初心者の方にも分かりやすく画像付きで解説していきますね。
当記事はWordPressブログを既に始めている方向けのサーバー移行記事なので、これからブログを始めたいって方は【簡単】初心者でも10分でWordPressブログを作る方法をご覧ください。
【移行前に必ず読んで!】エックスサーバーからConoHa WINGにサーバーを移行する時の注意点3つと、おまけ1つ


エックスサーバーからConoHa WINGにサーバー移行に関して、必ず守って欲しい注意事項があります。
それは
- 作業が完了してから、72時間はエックスサーバー側のWordPressデータを消さない
- 上記期間の間、記事の執筆、記事公開、リライト作業をしない
- 一部のプラグインを止める
この二つです。
注意点①:作業が完了してから、72時間はエックスサーバー側のWordPressデータを消さない
まずエックスサーバー側のデータは、作業完了後72時間は絶対に消さないようにしましょう。
なぜなら、サーバーの移行は作業を行ってもすぐに反映されないから。
作業が完了して、72時間経つまではエックスサーバー側のデータが表示されています。
なので、移行作業完了後すぐにエックスサーバー側のデータを消すと、高確率でサイトが表示されなくなります!
最低でも72時間は、エックスサーバー側のWordPressデータを消さないようにしましょう!
もし誤って消してしまった場合は、表示されるまで気長に待ちましょう。
正しく設定できていれば72時間以内にサイトが表示されるはずです。
注意点②:作業完了後72時間以内に記事の執筆、記事公開、リライト作業をしない
一つ前で、最大72時間以内はエックスサーバー側のデータが表示されていると解説しましたが、これはWordPressの管理画面も同じです。
つまり、上記期間の間に記事の執筆、記事の公開、リライト作業をしても、エックスサーバー側のデータを編集しており、ConoHa WINGに移行されたサイトでは反映されていない可能性が高いです!



僕はそれを知らずに、記事公開前まで執筆作業をやってました!
そして、ConoHa WINGへのサーバー移行が完了したら、そのデータは全く残っていませんでした・・・(泣)
皆さんも僕みたいな悲しいことにならないように、注意してくださいね!
注意点③:一部のプラグインを止める
ConoHa WINGでエックスサーバーのデータをコピーする際に以下のプラグインを使用している場合は、エラーになる場合があります。
※移行元のサイトにて以下のプラグインを利用している場合にエラーとなる可能性がございます。
・Yet Another Related Posts Plugin
・WassUp Real Time Analytics
・WordPress Popular Posts
・wp slims stat
・Broken Link Checker
・count per day
引用元:ConoHa WING公式サイト
また、これに加えてWordPress管理画面にログインする際に「二段階認証(ロボット認証)」をプラグインで導入している場合は、これもエラーの原因になります。
上記プラグインに加えて、セキュリティ系のプラグインを導入している方は、全て一旦止めてから移行手続きを行いましょう。
おまけ①:ドメインもエックスサーバーからConoHa WINGに移管しておくと、さらに簡単になります
上記の通りです。
ConoHa WINGに乗り換えて感じた最大のメリットは、
- サイトスピードが体感できるレベルで早くなる
- 管理画面が使いやすく、快適になる
この二つでして
サイトスピードが速くなるのは有名ですが、僕的には管理画面が使いやすく、快適になったのが一番うれしかったことです。
エックスサーバーだと、


上画像の通り、役割毎にログイン画面・ID等が分かれていて、色んな所にログインする必要があります。
しかし、ConoHa WINGだと管理画面が一つなので、めっちゃ快適になりました。
サーバーだけConoHa WINGに移管して、ドメインをエックスサーバーに残してしまうと、管理画面一つで全てを管理できる快適さが薄れてしまうのでしまうので、僕はドメインも一緒に移管することを強くおすすめします(笑)
あと、先にドメインを移管しておくと、これから解説するサーバー移行も楽になりますので興味のある方は下記記事をどうぞ。
エックスサーバーからConoHa WINGにドメインを移管する方法


エックスサーバーからConoHa WINGにサーバーを移行する6つの手順


まずは、下記が作業手順の全体像になります。
- ConoHa WINGでサーバーを開設する
- 移行したいドメインを追加する
- DNS設定をエックスサーバーの情報に書き換える
- WordPressサイトのデータをコピーする
- 移行するサイトのネームサーバーをConoHa WINGに変更する
- DNS設定をConoHa WINGの情報に戻す



文字で見ると難しく感じますが、画像付きで解説しているので、誰でも簡単に移行作業ができるので安心してください
手順①:ConoHa WINGでサーバーを開設する


まずは移行先のConoHa WINGでサーバーを開設しましょう。
流れとしては次の通り、
- お客様情報の入力
- SMS認証、お支払い情報の入力
- サーバーの契約プランの選択、申し込み
こんな感じの手順です。
詳しい解説方法は、Conoha WINGのサーバー開設方法にて紹介していますので開設時の参考にしてくださいね。
手順②:ConoHa WINGに、移転するサイトのドメインを追加する


次に、開設したConoHa WINGに移行するドメインのデータを入れるスペースを作っていきます。



今回は当「ぶろなび」を見本に説明していきますね!
まずは、ConoHa WINGにログインします。


そして、
- WINGをクリック
- サーバー管理をクリック
- ドメインをクリック
- +ドメインをクリック
こんな感じで進めていきます。


「+ドメイン」をクリックすると、上画面が表示されるので
- 新規ドメイン追加を選択
- 移行したいドメインを入力(https://は入力しない)
- 無料独自SSLは「利用しない」を選択
- 保存をクリック
今の時点で無料独自SSLを利用しても、エラーになるだけなので、今は「利用しない」の選択でOK!
後で勝手にSSL化してくれるので、安心してください。


ドメインの追加が成功したら、画面右下に上画像のようなアイコンが表示されます。
これでドメインの追加作業完了です。
次の項目から、ConoHa WINGでDNS設定を行っていきます。



サーバーを移行している間、少しの間サイトが表示されなくても大丈夫な方は、次の手順③は飛ばしてOKです!
手順③:ConoHa WINGのDNS設定をエックスサーバーの情報に書き換える(メンドウな人は飛ばしてOK)


この作業を行うことでサーバー移行時の、サイトが表示されない期間を極力少なくすることができます。
またメンドウな人は、サーバーを移行している間、サイトが表示されなくなっても問題ない人は飛ばしてOKです。
手順としては
- エックスサーバー側のIPアドレスをコピーする
- ConoHa WINGのDNS設定のIPアドレスを控え、エックスサーバーのIPアドレスに変更する
といった感じです。
それではさっそくエックスサーバーのIPアドレスを確認していきましょう。
エックスサーバー側のIPアドレスをコピーする
まずは、エックスサーバーのサーバーパネルにログインしましょう。


- サーバー情報をクリック
そうすると、次のような画面が表示されます。


サーバー情報をクリックすると、エックスサーバーのIPアドレスが確認できます。
IPアドレスの例
123.45.678.91
このIPアドレスを使用するので、メモしておきましょう。
ConoHa WINGのDNS設定のIPアドレスを控え、エックスサーバーのIPアドレスに変更する
次にConoHa WINGでDNS設定を、エックスサーバーの情報に変更していきます。


手順としては
- WINGをクリック
- DNSをクリック
- 引っ越しする、サイトのドメインを選択
- 鉛筆マークをクリックして編集を開始
といった感じです。
ここからConoHa WINGのDNSをエックスサーバーのIPアドレスに変更していきます。
これから書き換えるConoHa WINGのIPアドレスは、あとから必要になるので必ずメモしておきましょう!


次に、このような画面が表示されるので、
- タイプ「A(通常)」名称「@」の値をエックスサーバーのIPアドレスに変更する
- タイプ「A(通常)」名称「www」の値をエックスサーバーのIPアドレスに変更する
- 左下の+をクリックする
このように進めていきます。


「+」をクリックすると、一番下に新しい項目入力欄が表示されるので、
- タイプ「A(通常)」名称「*」TTL「3600」値「エックスサーバーのIPアドレス」を入力
- 保存をクリック
上記の通り変更していきます。
保存を押すと変更が完了し、サーバー移行中にサイトが表示されないことを防ぐことができます。
簡単に説明すると
これからエックスサーバーからConoHa WINGにサーバーを移行していきますが、移行中はサイトが表示されない期間があります。
その表示されない期間はエックスサーバーにあるWordPressの情報が表示されるように設定を行いました



何度も言ってますが、多少サイトが表示されなくても問題ない方は、この手順は飛ばしてOKです!
手順④ConoHa WINGにWordPressサイトのデータをコピーする


次にエックスサーバーからConoHa WINGにWordPressサイトを引っ越しします。
実際にはエックスサーバーからConoHa WINGにサイトのデータをコピーするだけで、エックスサーバーのデータは残ったままです


手順としては次の通り、
- WINGをクリック
- サイト管理をクリック
- サイト設定をクリック
- +アプリケーションをクリック
といった感じです。


次に、上画像のような画面が表示されるので、
- アプリケーション:WordPressを選択
- インストール方法:かんたん移行を選択
- テスト移行:利用しない
- バージョン:ご自身の環境に合わせて好きな方を
- 移行元URL:引っ越ししたいサイトのURLを入力(https://からドメインまで全て入力)
- サイトURL:どちらでもOK(最近はwww無しが一般的です)
- 移行元ユーザー名:WordPressのログインユーザー名を入力(エックスサーバー時の)
- 移行元パスワード:WordPressのパスワードを入力(エックスサーバー時の)
- データベース:ベース名とユーザー名はそのままで、パスワードを作成し入力
- 最後に保存をクリック
上記の通り入力していきます。
バージョンは極力最新のバージョンにしておきましょう。
5以上からエディターの仕様が変わりますが、旧エディタを使用している人は「クラシックエディタ」というプラグインを利用すれば問題ありませんよ。


問題なくコピーが完了したら、ステータスが「構築中」になり、すぐ「移行中」に変わります。
このステータスバーが100%になるまで、待機します。


ステータスバーが100%になったら、上画像のように「稼働中」になり、エックスサーバーからConoHa WINGにWordPressデータのコピーが完了します。
この移行作業は記事の多さや画像の重さに比例して、時間が長くなります。
時間がかかっている人は気長に待ちましょう。



この時点でサイトのSSL化が完了しています。
この後特にSSL化の設定は必要ありませんよ。
WordPressのユーザー名とパスワードがあっているのに、インストールを拒否られる場合
普通にやっていたら、上記の通りで問題なく完了するはずなんですが、僕の場合1サイトでインストールが失敗しました。
エックスサーバー側のユーザー名とパスワードがあっているのに、
「パスワードに使用できない文字列が含まれています」
とエラーが表示されました。
エックスサーバーでパスワードを設定した時に、WordPressが自動作成したパスワードをそのまま使ったため、ConoHa WINGで認識できない文字が含まれていたみたいです。
このようなエラーの場合は、一度WordPressを開きなおしてパスワードを再設定しましょう。
パスワードの変更方法は、
- WordPressにログイン
- ユーザーをクリック
- 下の方にスクロールして、「パスワードを生成する」をクリック
- パスワードを再設定し、「プロフィールの更新」をクリック
この時に「パスワードを生成」するをクリックすると、自動でパスワードが入力されますが、この自動作成されたパスワードがConoHa WINGで認識されない可能性があります。



なので、必ず自分でパスワードを再設定してください!
僕はこれで30分悩みました・・・
手順⑤:ConoHa WINGで移行するサイトのネームサーバーを変更する


次にエックスサーバーからConoHa WINGに移行するサイトのネームサーバーを変更していきます。
ここは先にドメインをConoHa WINGに移管しておけば、超かんたんです。
ドメインが残っている会社によって、手順が違うので
- ConoHa WINGにドメインを移管している場合
- エックスサーバーにドメインを残している場合
この2つのを手順解説していきますね。
ConoHa WINGにドメインを移管している場合


手順としては、
- WINGをクリック
- ドメインをクリック
- 移行するドメインをクリック
といった感じです。


次に上画像のような画面が表示されますので、
- ネームサーバー設定
- CnoHa(標準)を選択
- 保存をクリック
の手順で行っていきます。


ネームサーバーの箇所が上画像のようになればOKです。
エックスサーバーにドメインを残している場合
まずは、エックスサーバーのXserverアカウントにログインしていきます。


ログイン後、ドメイン欄の右側側に「・・・」という所をクリックすると、小窓が表示されるので、ネームサーバー設定があるので、こちらをクリックします。


そうすると、上画像の画面が表示されるので、
- その他サービスで利用する
- ConoHa WINGのネームサーバーを入力
- 確認画面に進む
上記の通り進めていきます。
ちなみに、ConoHa WINGのネームサーバーは次の通り。
- ネームサーバー1: ns-a1.conoha.io
- ネームサーバー2: ns-a2.conoha.io
- ネームサーバー3: ns-a3.conoha.io
これをコピペしてそのまま貼り付けてください。


その後、「設定を変更する」をクリックすると、ネームサーバーの変更が完了します。
手順⑥:ConoHa WINGのDNS設定の情報を戻す


最後にDNS情報をエックスサーバーのIPアドレスからConoHa WINGのIPアドレスの情報に戻していきましょう。


手順としては、
- WINGをクリック
- DNSをクリック
- ConoHa WINGに移行するドメインを選択
- 鉛筆マークの編集ボタンをクリック
と言った感じで、


上画像の画面が表示されるので、名称「*」「@」「www」の3か所に書いてあるIPアドレスを、メモったConoHa WINGのIPアドレスに変更して、保存をクリックします。
これで、全ての作業が完了しました。
お疲れさまでした!
作業は全て完了しましたが、実際にサーバーが切り替わるのはこれからです。
最大で72時間かかりますので、気長に待ちましょう。
サーバー移行に関するQ&A


まとめ:エックスサーバーからConoHa WINGにサーバーを移行してサイトが速くなった!


僕は実際に運営している全てのサイトをエックスサーバーからConoHa WINGに移行しました。
乗り換えた理由は単純に、サイトをもっと早くしたかったから。
実際に乗り換えて感じたメリットは、
- スマホだと体感できるレベルで早くなった
- ConoHa WINGの管理画面が快適で効率UP
- セール時に乗り換えたので、コストも格段に安くなった
と言った感じで、デメリットが全くありませんでした。
ちなみに、エックスサーバーとConoHa WINGのサイトスピードは次の通りです。
エックスサーバーのサイトスピード(クリックするとGIF動画が再生されます)


ConoHa WINGのサイトスピード(クリックするとGIF動画が再生されます)


パソコンに関してはそんなに変わっていませんが、モバイルに関してはかなり上昇しています。
これだけでの上昇でも、体感できるくらい違いを感じています。
エックスサーバーに比べて歴史の浅いサーバーという事もあり少し不安でしたが、今のところ全く問題なく使用できています。
もちろんサーバーが落ちるなんてことも全くありませんよ。
本記事が、これからサーバー移行を考えている方のお役に立てれば嬉しいです。
今回は以上です。
おわり。
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